プライベートアクトレス 全巻はいくつ?あらすじと続編は?

赤石路代先生のの代表作のまんがのひとつ、「P.A. プライベート・アクトレス」
初連載が1991年4月ということなので、20年以上前に描かれた作品です。
2021年には続編と噂される作品の連載もスタートし、初連載から20年を超えても、なお人気のある「プライベートアクトレス」について、ご紹介していきます。

プライベートアクトレス 単行本は全巻はいくつ?文庫本は?

「プライベートアクトレス」は1991年4月号から1999年2月号まで、小学館の『プチコミック』にて、連載された作品です。
2022年現在、フラワーコミックスより単行本が全8巻と特別編が全1巻発売されています。
昔はフラワーコミック版で読んでいましたが、その後文庫版になっているのを見つけて、文庫版の方も購入したくらい、とても面白いストーリです。
ちなみに、文庫版は小学館コミック文庫より、1998年11月17日に1巻と2巻が、そして1999年1月16日に3巻と4巻が発売されています。
今から購入を考えている人には、文庫版コミックの購入をオススメしたいです。

「プライベートアクトレス」の意味

このまんがのタイトルの「プライベートアクトレス」
この言葉を聞いて、まんがのストーリーがピンとくる人はすごく少ないかもしれません。
「プライベート」は個人的、私的な、という意味があり、「アクトレス」は役を演じる人(男女問わず)、という意味を組み合わせた造語です。
このまんががきっかけで、「プライベートアクトレス」という言葉が生まれたのですが、俗に言う「友達代行」や「家族代行」というような役割で、プライベートアクトレスを依頼される場合もあるでしょうが、このまんがの中ではもっと本格的に、完全にその人がまるで実在している人と変わらないくらい、現実身のある存在として演技を行っている人という風に捉えています。

お嬢さま高校に通う女子高生の小早川志緒が、天才的な演技力を生かしいろいろな人物を演じる「プライベートアクトレス」という仕事を行う物語[2][4]

プライベートアクトレスの気になるあらすじ

主人公は、お嬢様高校に通う女子高生・小早川志緒。
彼女は学校には内緒でアルバイトを行っているのですが、そのアルバイトとは「プライベート・アクトレス」というもの。
「プライベートアクトレス」とは、依頼者と契約を結んで依頼者の要望に応じた「役」を演じるというものでした。
この「役」というのは、愛人整理のための恋人役や結婚式の友人役など、いろんな「役」を演じるのです。
そして、数多いP.A.の中でも、小早川志緒は本物と錯覚させるほどの優れた演技力を持っていました。しかし、小早川志緒には、世間には絶対にばれてはいけない秘密を抱えていました。
それは、大女優・永沢さゆりの隠し子であること。
そう、彼女の演技力は、母親ゆずりの桁外れたものだったのです。
その為、小早川志緒は、女優にならず、現実世界で「プライベートアクトレス」として役を演じることを選んだ彼女。この仕事を通じて、依頼者の背景にある、さまざまな愛憎劇を垣間見ることになるのです。

そして、「プライベートアクトレス」として所属していたバイト先で、自分と同じような出生の秘密をもつ羽村知臣(はむらともおみ)という男の子と出会い、恋人になります。
ストーリーが進むにつれて、恋人・羽村知臣との関係が変化していく様子も描かれており、小早川志緒は最終的に「プライベートアクトレス」として日の当たらない場所で演技をし続けるのかどうか…という、立身出生する様子も描かれている作品です。

プライベートアクトレスのおすすめポイント

「プライベートアクトレス」のまんがは、基本的に一話完結で描かれています。
そして、各話のタイトルには、現実にある作品名をもじったり、登場人物には有名人の名前が入っています。
母親の永沢さゆりの名前は、演歌歌手の石川さゆりさんをもじったのかしら、とか、父親の緒方和正の名前は、俳優の田村正和さんをもじったのかしら、というように、このまんがの登場人物の名前が誰をインスピレーションして名づけられているのか、考えながら読み進めてみるのも楽しいのです。
また、各話のタイトルも著名な映画や文学や芸術作品のタイトルをもじったものも多く、ストーリー展開が二重に、三重に変わっていくこともあり、ミステリー要素も含まれた展開となっています。
そんなことから、ミステリー作品が好きな方にもおすすめな作品となっています。

プライベートアクトレスの続編は?小萱川志緒はどうなったのか?

そして、プライベートアクトレスファンにとって、待望の続編が2021年2月5日に発売されました。
秋田書店発行の月刊ミステリーボニータ3月号に掲載された作品のタイトルは「P.As(プライベートアクターズ)」
ストーリーの概要を調べてみると、登場人物は、天才的な演技力を持つ小早川志緒の息子である羽村将臣(まさおみ)が、「冬羽(とわ)」と名乗る、戸籍を持たない謎の少女と出会うところから、始まっています。
この「冬羽(とわ)」は、作中で小早川志緒にそっくりに描かれており、小早川志緒と冬羽はどういう関係なのか・・・と二人の繋がりもきになるような展開となっています。
そんなことから、続編と目されている「P.As(プライベートアクターズ)」ですが、世代が変わって描かれていることから、新世代編とも言われています。
「P.As(プライベートアクターズ)」についても、今後のストーリーが気になるところですが、こちらは、また改めて別の記事でご紹介したいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました