青楼オペラのあらすじ紹介惣右助と朝明野の関係と犯人像に迫るwiki情報アニメ実写ドラマ 化の予定は?

江戸時代の江戸・吉原を舞台にした壮大な恋愛模様が描かれた、桜小路かのこ先生の恋愛歴史まんが、青楼オペラ。
2020年2月26日に最終巻12巻が発売されたまんがですが、今でもとても人気の高い作品です。
主人公の朱音と惣右助のふたりの結末と、朱音を取り巻く人たちがどうなったのか、ご紹介したいと思います。

青楼オペラ 全12巻のあらすじ(一部ネタバレ)

江戸時代を代表とする歓楽街、遊郭吉原。
両親を殺されて家を取りつぶされた武家出身の朱音(あかね)は、お家再興を目指し、両親を殺した犯人を見つけるために、吉原の大門をくぐり、「大見世」曙楼の女郎見習いになりました。見習いになってそうそう、姉女郎の花魁朝明野(あさけの)に、
「わっちの妹になりたいなら、夜までに上客をひっかけておいで。できなかったらめんどうは見ないよ」と言いつけられてしまいます。
仕方なく、あちらこちらで男に声をかけるものの上手くいかず、途方に暮れていた時、たどり着いたお稲荷さんでざんばら髪の若い男と出会います。目つきが悪く、きな臭い男だなぁ…と感じつつ、その場をあとにした朱音。
結局上客の男を捕まえることはできず、うなだれながら曙楼に戻ってくると、朱音に会いたいという客があると知らせが来ました。
それは、さっきお稲荷さんで見かけた、ざんばら髪の男。
実はこの男、高利貸しの若旦那で頭の切れる色男・近江屋惣右助(おうみやそうすけ)だったのです。
そして、惣右助は「朱音を請け出したい」と言い出すのです。
朱音はまだ見習い中でまだ請け出すことができない為、花魁朝明野の提案で、
「これから新造となって2年もすれば、付き出して一人前になる。それまで朝明野が教育するので、そうなったら通って馴染みの客になってから請け出す」ということになりました。
これによって、朱音は吉原一の花魁の妹女郎となったのです。
この出会いが、朱音の運命を突き動かし、両親を殺した犯人をみつけ、お家再興はどうなるのか。
また惣右助との関係はどうなるのか!?
朱音と惣右助を中心に繰り広げられる、恋愛、憎悪、復讐が絡み合ったストーリー展開が気になりますね。

青楼オペラ 朱音の両親を殺した犯人は誰?(一部ネタバレ)

朱音の両親を殺した犯人が誰なのか。
これは作品の11巻でその真相が暴かれます。
それまでに犯人の目星を立てていた、勘定奉行の中村がこの事件の黒幕かと予想し、追い詰めていきました。
「伊勢屋」を潰したり、他の商人たちとも癒着をして、賄賂を受け取っており、それを当時の目付である永倉(朱音の父)に汚名を着せた上に、賊に永倉夫妻を殺させて、お取り潰しにしたと考えていました。
また、この件に絡んで、朱音と惣右助の協力者となっていた、朱音と同じ女郎だった葵とその恋人の佐吉を死に追いやったのです。
ところが、勘定奉行の中村が黒幕かと思いきや、永倉夫妻の殺害、お取り潰しについては無関係であることが分かりました。
それでも、それ以外の悪事を様を見ているだけでも、かなりの極悪人と想像がつきます。
ところが、実際はかなり予想外な人でした。最後まで読んでいない人の為に、あえて犯人の名前は伏せますが、朱音にとって身近な存在だった人が、実は勘定奉行の中村の悪事に加担していて、そのことがきっかけで、朱音の両親を殺してしまうことになったのです。

真犯人が暴かれていく様子を描いているシーンを読んでいると、「うゎー、超悪人!」と思うくらい、表と裏の顔を使い分けており、もし、朱音が犯人の手中に落ちていたら…と思うとゾッとするくらい、サイコパスな一面がありました。
今の時代だったら、ストーカーとなって捕まっていそうなキャラクター設定でした。
これから青楼オペラを読まれる方は、1巻から真犯人が登場するシーンがあるので、ぜひ予想を立てながら読み進めてみてくださいね。

青楼オペラの惣右助(惣右介)と朝明野の意外な関係

主人公の朱音と惣右助の関係も気になるところですが、1巻の冒頭で朱音と惣右助が出会ったシーンで、惣右助がお稲荷さんのところにいた理由。
それは、ある人を探していたのでした。それは、惣右助の姉です。
実は、惣右助は貧乏御家人である秋津家の嫡男でした。
働かない酒飲みの父親のせいで、生活は立ち行かなくなり、8歳の姉を吉原に売り飛ばし、惣右助も12歳の時に陰間茶屋(男性相手の売春小屋)に売られるところを、札差屋の大江屋に金を出して引き取られたのでした。

こんな背景から、惣右助は武家のことが大嫌いだったんですね。
朱音のことも最初から武家の家の出身だということが分かったからこそ、自分の姉のことが重なって、冷たい態度をとっていたのかもしれませんね。

そして、この物語の終盤で、惣右助の姉の存在が明らかになります。

それは、朱音の姉女郎の花魁朝明野(あさけの)です。
物語の後半になって、朱音が惣右助に惹かれるようになってから、朝明野は朱音と惣右助のことを添わせたがっている様子が描かれています。
このことから、惣右助が姉を探し吉原を出入りしているのを、陰ながら見守り、花魁になった姉を探し回る惣右助の負い目にならないように、と自分が姉であることをひた隠しにしていたのでした。

姉想いの惣右助、そして弟想いの姉、朝明野。
二人がお互いの幸せを願ってやまない、思いやりの深い姉弟であることがうかがえます。

朱音は、この二人に愛されていたからこそ、自分の志を最後まで貫くことができたのではないでしょうか?

青楼オペラの感想

朱音の惣右助を中心に描かれている、壮大な恋愛まんがですが、ハッピーエンドが予想できる、王道の恋愛まんがでした。
途中で、朱音の恋路を邪魔するような人たちも出てきましたが、基本的には、どのキャラクターもどこか憎めない、愛すべきところがあるのです。
そして、この作品に登場する男性陣がどれもイケメン!やっぱり恋愛まんがはこうでなくっちゃ!
さらに、朱音と惣右助の二人が、お互いを意識しているにも関わらず、意地を張って素直になれない様子を描いているシーンが出てくるたびに、読者をやきもきさせてくれます。
朱音と惣右助がやっと結ばれた時には、思わずこちらもホロリ…となってしまい、久しぶりにキュンキュンする作品でした。
最近、恋愛してないなー、日常にときめきがないなー、と感じる大人の女性にこそ、読んでみて頂きたいと思う作品でした。

青楼オペラのwiki情報 アニメ、実写ドラマ 化の予定は?

青楼オペラの情報はWikipediaでみることができるのか?
実際に調べてみると、作者の桜小路かのこ先生の情報はありますが、「青楼オペラ」の作品としての情報はありませんでした。

そしてこの作品はアニメになるのか?
これも2022年7月時点で、アニメ化の情報はありません。
個人的には、アニメ化されたらすごく人気になるんじゃないかと予想しているので、ぜひアニメ化して欲しいですね。
また、江戸時代の吉原を舞台にしている、ということで、実写ドラマ化すると、すごくきらびやかな作品になるのではないかと予想しています。
桜小路かのこ先生の作品は、どれも細かいところまで描写された、美しいイラストが特徴なだけに、アニメ化、実写ドラマ化される日が来るのが、今から楽しみでなりません。
こちらも、アニメ化、実写ドラマ化の情報が入ったら、最新情報を更新していきますね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました