黎明(れいめい)のアルカナの読み方は?あらすじと感想ロキの死と番外編を紹介(一部ネタバレ)

藤間 麗(とうま れい)先生の人気作品、黎明(れいめい)のアルカナ。
この作品は小学館のCheese!にて2009年3月号から2013年8月号まで連載されていました。
Wikipediaの情報によると、2013年8月時点で累計発行部数は200万部を突破した人気作品です。
今回はこの作品について、ご紹介したいと思います。

黎明(れいめい)のアルカナの読み方は?発行部数は?発売日は?何巻まで発売?

『黎明(れいめい)のアルカナ』というタイトルを見て、「これ、なんというタイトルなの?」と思った人も多いのではありませんか?このまんがのタイトルは「れいめいのアルカナ」といいます。
私も最初は「何と読んだらいいのか…」と躊躇して、この作品を手に取れなかったのですが、藤間先生のイラストに興味があって、調べてみました。
このまんがは、小学館発行の雑誌「Cheese!」に掲載されていました。期間は2009年3月号から2013年8月号まで連載されていました。
単行本の発売は2009年5月26日発売で全13巻が発売されています。
上にもありますが、2013年8月時点で累計発行部数は200万部を突破している、とのことなので、じわじわと人気が上がってきていることが考えられます。

黎明(れいめい)のアルカナのあらすじは(一部ネタバレあり)

小さな島にある2つの国、北のセナン国と南のベルクート国。この2つの国は約200年、戦いをくりかえしています。戦いがはげしくなる度に、セナン国とベルクート国の王族同士の婚姻で和平条約を結んできましたが、平和が5年以上続いたことはありませんでした。
ところが、この2国には、変な共通点がありました。
それは、髪の色で身分を分けていたのです。
黒髪をもっているわずかな人が王侯貴族として国を支配し、赤や金・茶の髪をした者たちは平民とされました。 さらに、半獣半人、獣の耳・尾をもつものたちは亜人(あじん)と言われ、奴隷として働かされたり、人類よりも五感が優れているために兵として前線で働かされていました。
そしてまたくだらない和平条約のために、赤い髪をもつセナン国の第一王女・ナカバがベルクート国の第二王子・シーザのもとへ嫁ぐことになりました。しかし、結局は敵対する国同士の政略結婚のため(赤い髪ということもあり)、ナカバはベルクート国の王族に見下されてしまいます。そんな中でナカバの持つ不思議な力(刻のアルカナ)が目覚め始めます。そして、最初は反発しあっていたナカバとシーザですが、徐々にお互いに惹かれ始めていきます。
あらすじを読んだ時点で、ナカバとシーザの恋が一筋縄ではいかない気配ムンムンですね。
恋愛まんがでよくある、最初は「イヤイヤ」、ものがたりの中盤でお互いの気持ちが変わっていき、気がづけばなくてはならない存在に…という展開が予想されるのですが…
それでも、黎明のアルカナは本当に恋愛まんが王道のストーリー展開になるのか気になりますね。

黎明(れいめい)のアルカナの感想(一部ネタバレあり)

上で予想した通り、恋愛まんがの王道のストーリーの展開が基本になっていますが、「そうきたか!」という展開が待っていました!
そもそも、「アルカナ」とは何なのか?
それは、「人知を超えた力の総称。」とうたわれていますが、簡単に言えば超能力のようなものです。
ナカバには過去や未来をみることができる、「刻のアルナカ」という力を持っているのです。
まっすぐな性格のナカバと超俺様なシーザ。
最初はどちらかというとナカバは自分の信念を貫き通し、俺様シーザはナカバが自分になびかないことにイライラしていました。
おまけに、ナカバの従者の亜人のロキがいいタイミングで、ナカバの窮地を救うべく、シーザとナカバのの間に割り込んでくるのです。そんな訳で、ロキとシーザの間には、いつもバチバチ火花が散っていました。
何度もロキとシーザがバトルを仕掛けあう場面があるので、ナカバを巡って、ロキとシーザの恋の三角関係が起こっているのかと思いきや、もっと複雑なストーリ展開になっていきます。
ナカバとシーザが目指す理想の世界を作るために、ナカバとシーザはあえて分かれるという道を選んだりして、読んでる方は「えー!なんでそうなるの!?」という感じです。
それでも、最後には、ナカバとシーザが理想としていた世界が手に入って、ようやくナカバとシーザは本当の意味で結ばれることになりました。
ストーリーの中盤では、一体どうなるのか…と思いましたが、最終的には全部の謎をちゃんと回収した結末になって、全体的にはハッピーエンドで良かったよかった…となればいいのに、ちゃんとオチがのこっていたのです。
ナカバとシーザが結ばれたあと、ナカバの従者のロキはどうなったのか?
それは、予想を超えた結末でした。

黎明(れいめい)のアルカナ ナカバの従者ロキは死んでしまうのか?

ロキは結局、ナカバの幸せを見届けたところで、ナカバが王となった国を譲り受け亜人だけの国をつくり、亜人の国の王になります。
せっかく人と亜人が一緒に住めるそれもナカバを想っているからこそ。
そして最終的にロキは死んでしまいます。
なぜ、ロキは死んでしまったのか。それは「刻のアルカナ」を使い過ぎたことが原因でした。
え?ロキもナカバと同じように「刻のアルカナ」を使えるの?と思った人も多いかと思いますが、ここで最後にロキの謎が分かります。
ナカバとロキの隠されていた関係が分かったところで、「あー、そういうことか!」。
ここで、あらためて全部読みなおしてみると、ナカバの従者としてロキが尽くしまくっている姿は、「恋人以上のナカバへの想い」に溢れていて、涙モノです。
ナカバの元を離れても、ナカバのことを想い続けていたロキ。
絶対に口外できない二人の秘密。
これは、ぜひ「黎明(れいめい)のアルカナ」を読んで、ナカバとロキの二人の秘密を見つけてくださいね。
黎明(れいめい)のアルカナの番外編がスタート!一部ネタバレ紹介
2020年現在、「黎明(れいめい)のアルカナ」と同じ世界を舞台とした『王の獣〜掩蔽(えんぺい)のアルカナ〜』が小学館のCheese!で連載されています。
ナカバとシーザの二人の物語の続き、ではなく、人間と亜人を巡る新たなストーリーといった作品で、この作品に登場しているキャラクター達も、またいい味を出しています。
今回もまた、「タイトルは何と読んだらいいの?」という感じの作品になっていますが、この作品も絶対おもしろいはずです。
こちらの作品も改めてご紹介したいと思います。

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